こどもミュージアム★デザイン工房deアート レポ
こどもミュージアム夏休み2021
デザイン工房deアート
おうちでの工作は、材料に限界がありませんか?
工場廃材(エア材が多いです)や、大きな素材(紙やセロファンなど)は、
普段なかなか触れることがないですよね。
デザイン工房では、ワクワクするような素材がたくさん並んでいました。
そして、ボンボンタウン 以外で、小1〜小6までの子ども達を一気にお預かりすることが初めてでした。
低学年の子を手伝っていたり、素材選びを一緒に考えていたりと、
学年がバラバラだからこその助け合いが生まれていて、みんな優しかったです!
「相手がどうしたいと思っているのか?」を聞いてそっとサポートする力って、
本当に大切だなと思う昨今。
優しさは、伝染していきますね〜
開始の待ち時間に、ズラーっと並んでいる素材を目をキラキラさせて嬉しそうに見て、触っている姿。
「何をつくるかもう考えてきたんだ〜、秘密♡」と、お話ししてくれた子がいました。
この開催を楽しみにしてくれていたんだなぁ・・・本当に難しい世の中になったけれど、
いろんなことを覚悟して開催できてよかったなぁと感じた瞬間でした!
さて、講師陣は、はぐネットのデザイナー陣2名でした。
あさみ先生は、素早く軽快なデザイナーです。
子ども達のクリエイティビティを生かすための声かけ、興味あることを引き出すサポートが素敵。
みほ先生は、ゆっくりじっくり重厚なデザイナーです。
時間がかかっても最終イメージをカタチにしていくためのサポートが素敵。
タイプの違う2名が揃うと、子ども達も安心して工作を進めることができます。
素材によっては、切ったり貼ったりの扱いが難しいものもありましたが、「できない」という気づきがあると、
接着剤を変えたり、使う素材を変えたりと子ども達なりに工夫していました。
市役所担当課 職員2名にも、低学年の子ども達のサポートをしていただきました。
ちょっと教えてもらったり、サポートしてもらうだけで、やる気がでることってありますし、
仕上がった時の達成感が全然違います!
いつもの講義では、時間の上限がどうしてもありますが、
今回は「没頭」「熱中」がテーマであり、2時間半というそこそこ長い時間枠の中で
一人ひとりが満足するまでアートできたのではないかと思います。
アートしているプロセスにすごく価値を感じます。
素材を見て触って、何かを想像し、感じて、考えて、つくっていく、そして最後は発表して他者に伝える。
何してもいいという自由な創造は、心が解放されます。
ダメを言われることがない空間、自分のクリエイティビティを全肯定される時間、
大人もこういった時間あったらいいですよね。(笑)
お友達と共同制作している子達は、コミュニケーション能力も高まりますね。
自分の想いと、相手の想いを擦り合わせてカタチにしなくてはいけません。
難しさもありますが、楽しさや達成した喜びを共有できる相手がいるって幸せですよね!
制作が難しい部分は先生にカッターで切ってもらったり、アドバイスもらったり。
何をつくってもいいよ、と言われると困ってしまって、周りの様子を見た後にスタートする子達もいましたが、
それぞれのペースで、好きなように過ごして良い空間だったので、途中でひらめいて手を動かし始めておりました。
講師やスタッフとの対話を楽しみながら進める子。
ずっと集中して工作している子。
それぞれの個性がキラリと見えたワクワク溢れる時間と空間でした★
企業連携先を探しながら、また新しい素材集めをしようと考えております。
廃材など提供できる方がいましたら、ご協力いただけたら子ども達がとても喜びます!
※工場廃材・ボタン・ペン・大量の割り箸・のり・大量の画用紙 etc
いろいろと地域の方からのご提供があって成り立っております。
2日目 20日の様子はこちら▼